ガンプラの人気
ガンプラは当時「機動戦士ガンダム」今ではファーストガンダムと呼ばれていますが、リアルタイムで見ていた世代にとってはかなり入手困難で貴重なプラモデルでした。
現在ではどこのプラモ屋(模型店、プラモデル屋)に言っても割と簡単に手に入りますが、当時小学生だった頃の人たちにとってはガンプラは大切な宝物でした。ガンプラをよく知らない人のために噛み砕いて説明するとアニメ作品「機動戦士ガンダム」シリーズに登場してくるモビルスーツやモビルアーマーと呼ばれるロボットのプラモデルのことを言います。
発売された年代は1980年の7月から144分の1のスケールのガンプラがが発売されましたが、はじめはそれほど人気があったものではありませんでした。このガンプラブームに火を付けたのが「ホビージャパン」別冊の「How to build Gundam」に掲載されたガンプラでした。
掲載されているガンプラは当然素人が普通に作ったガンプラではなく、モデラーが改造して作ったリアルなガンプラで、そのカッコ良さが当時の小中学生にバカ受けし空前のガンプラブームとなりました。このガンプラは日本のプラモデル史に歴史を刻む大ヒットとなり、どこのお店に行っても売っていない品薄の状態になり、これがさらにガンプラブームをヒートアップさせました。
驚くことに現在でも限定品や絶版となったシリーズ以外のガンプラは再生産されるほどの人気ぶりです。現在では当時の小中学生が大人になったこともあり、高価な限定ガンプラが多く作られています。
今振り返っても本当に当時はすごかったです。当時小学生だった頃の私もガンプラが発売される日の早朝にプラモ屋に並んで購入したのを思い出しますね。
ガンプラを綺麗に作る作り方
ガンプラの作り方と言っても普通に作るだけなら付属してある説明書の通りに作れば一応形にはなりますが、せっかくガンプラを作るのですからできるだけ綺麗に上手く作れる方が良いですよね。ここではガンプラを上手く作れるコツを紹介します。
まず、ガンプラのパーツが付いた状態のままで良いので中性洗剤を使ってパーツに付着している離型剤を落とします。別にいちいち洗わなくても良いと思ってしまいますが、パーツについている離型剤を落とさないと後で塗装するときに塗装がはがれやすくなるのでしっかりと落としてください。
もし、塗装をしないなら洗浄する必要はありません。洗浄したらしっかりとパーツを乾かして、ニッパーを使用してパーツをランナーから切り取っていきます。この時に注意しなければいけない点としてはニッパーの背をパーツに向け、ランナーから3ミリ程度の所で切りとると言うことです。
何故かと言うとパーツギリギリのところで切るとパーツ自体を破損させてしまう恐れがあるので一度3ミリ程度残して、もう一度1ミリ程度残して切ります。パーツに残った余分なランナーはヤスリを使って落とし、仕上げに目の細かいサンドペーパーを使います。ガンプラ組み立てる時はパーツ内側の接合ピンを短く削りプラモデル用の接着剤を使用してパーツを組み合わせます。
この時に接着剤はタップリ目につけるようにします。パーツ同士を組み合わせたら洗濯バサミなどで、しっかりと固定し接着剤が乾くまで置いておきます。完全に接着剤が乾燥したらはみ出した接着剤をサンドペーパーで削るようにします。
足や手など左右あるパーツは間違いを防ぐためにも、一つずつ完成させる方が良いでしょう。この手順でガンプラを作っていけば綺麗に仕上がっていきます。上級者になるとさらに改造を施して、より完璧なガンプラ作りをしますが、ガンプラ初心者はまずこれくらいからはじめるようにしましょう。